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2007年2月 9日 (金)

ハリウッド映画のアフレコ

昨年、何本かのハリウッド映画のアフレコにも参加した。俺たち純粋な日本人は、日本語のあるハリウッド作品のシーンに呼ばれて、日本人ではないアジア人の間違った発音の上からアフレコする。ロサンゼルスは人種の坩堝なので、あらゆるネイティブの人種が存在する。そこで、ハリウッドのタレントプロダクションがネイティブの俳優を所属させ、リアルな発音を要する映画、TV、コマーシャルの仕事に俳優を送り込む。そんなシステムが確立されているのは、さすがはハリウッドって感じである。
 さて、自分の場合、当然、オーディションがあった訳だが、外国人ボイスを監督する伝説の人、バーバラ・ハリスに気に入られてそれ以来何回もよんでくれる。「硫黄島」「バベル」「ワイルドスピード3」なんかは、その作品だった。中でも苦労したのが硫黄島で、これには渡辺謙さんが、俺を選んでくれたのだが、アジア俳優がいい加減な発音で、色んなことをいっている。その口の動きにあわせて的確な日本語を当てないといけない訳だ。しかしなんせアクセントが違うので、当然口の動きが日本語と違って、あわせるにあわせられない。例えば向こうは「トツゲキー!」と妙なアクセントで言っているのだが、それを「突撃!」と短めに言ってくれという謙さんからの演出。これがなかなかタイミングが合わない。無理を承知にこだわる謙さんは「なんとか、なんないかなー」と要求してくる。しょっぱなの「と」にアクセントを置いて、悪戦苦闘の上になんとか自然な台詞に仕上げたりする。
 其の他、エキストラ達の話す言葉を当てたりとか、大きな仕事ではないのだが、アメリカ俳優協会の仕事なので、出演料も馬鹿にならず、繋がりも大切にしようと遊び心一杯で、スケジュールが合えば、なるべくいくようにしているのだ。

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