大野剣友会のライダーアクションは古い?いや、新しいぞ!
LAは、雨で珍しく曇り空。ちょっと気分が暗くなりがちですが、ちょっと買い物にワイフと日系マーケットに出かけたのだ。その中に、日系書店が入っているのでうろうろすると、やっぱり目につく、ウルトラ&ライダー関係。すると「東映ヒーローMAX」という東映ヒーローの雑誌が出ていた。(知らなくてスマンです)
中を開くとアイドルと化した東映ヒーローの主人公達がでてましたね。今や特撮ヒーロー物は、若手俳優の登竜門だそうで、可愛い男の子やら女の子やらが載っている。一号ライダー藤岡弘さんやら二号ライダー一文字隼人の佐々木剛さん当時は、もっと大人びた濃い系の立ち居振る舞いだったのが、全然ちがうんだよな~。なんせ、ライダーが女性に頼るなんて
「とんでもない!!」
藤岡さんとV3の宮内洋さんが言ってた。(俺的には同感・・・)。それはともあれ、漫画「仮面ライダー・SPRITS」を書く、村枝賢一氏が元大野剣友会で現在はレッド・アクションの上田弘司先輩がインタビューを受けていた。もう8年も日本に帰ってないので、ご無沙汰していていて申し訳なく思ってますが、元気そうで嬉しかった。上田先輩は、スカイライダーやスーパー1の頃に怪人を演じ、ヒーローV3も演じていた。日体大出身らしく、得意の体操テクニックを使っての切れの良いアクションだった。前に新宿でのヒーローフェストのステージで、兄弟のヒーロー「バイクロッサー」と言うのがあったが、上田さんと亡くなった高木政人先輩でヒーローを演じていて、お二人とも大柄ではない体を充分に生かして、そのアクションはマジ・・・、
鳥のように華麗でした。
回し蹴りを使った円を描くアクションが、印象に残っている。改めて思うけれど、俺の青春時代は凄まじいアクションの先輩に囲まれて幸せだったと思う。全員が日本の第一線で活躍したアクション俳優ばかり。そのアクションをバックグランドに、アメリカで生きていけるのは本当に大野剣友会の先輩のお陰で、ありがたいことだ。今のアクションを見ると、それはそれでかっこいいのだけれど、CGIが発達した分、説得力にイマイチかける。
剣友会の殺陣を古いという人もいるけれど、その古い殺陣の中に凄いリアリティがあるような気がするのだ。CGIのない生身の激闘こそ、
闘いの原点だ!!
古い生身の部分に光を当てて、新しいアクションの再現を俺は真剣に夢見ている。リバイバル物だって現代風にすれば当たるじゃないか。生身のニューアクションで頑張るぞ!っと決意を新たにした上田先輩のインタビューでした。
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コメント
俺は、大野剣友会のアクションが古いとは思いません。
いや、正確に言えば、事実として古いことは古い、が、廃れてしまったものではなく、現代でも十分通用するものであると思う。
数年前、久しぶりに『仮面ライダー』の第1〜4話までを見たときのこと、そこに映し出されたアクションに新鮮さを感じた。最近の素早く華麗な殺陣を見慣れてしまっていたので、大野剣友会の重みのある、正に「肉弾戦」という雰囲気のアクションに心が躍ったのだ!
今のCGやワイヤーを用いたアクションにも、大野剣友会の肉弾戦にも、それぞれの良さがあり、古い、新しいは関係ないでしょう。
投稿: DIXIE | 2007年3月19日 (月) 16時20分
DIXIEさま。嬉しい意見をありがとうございました。殺陣という言葉自体が死語になりつつある今、肉弾相打つ激闘を復活させるために、頑張ります!
投稿: Michi | 2007年3月19日 (月) 21時03分