厳しかったビバリーヒルズのステージショー
本日のLAは快晴。熱くもなく、寒くもない最高の気候で、今日はサムライアクションのステージショーがビバリーヒルズであった。俺が担当するビバリーヒルズ学校区が、是非パフォーマンスしてくれというので、呼ばれていってみると、こんな感じのホンワカムードで、
「ええ~!」
ステージも小さくて、空中殺法もできずかなりエナジーが落ちる・・・。更に観客席も少なくて、盛り上げようにもなかなか盛り上げられない。今日は仕事の関係で友作先生も出演できず、下がるボルテージを無理やり上げようとアクションしたが、音響システムも小さくて、ボルテージは下がりまくり。それでも、観客を乗せないといけないとやってみたけれど、盛り上がりのエナジーが低くて、厳しかった。
4月1日には、ダウンタウンのリトル東京で、大きなステージがあるので、「こんな状況では、見せられねーよ。もっと厳しくならないとオーディションどこじゃない」と、大反省。
昔の大野剣友会は本当に厳しくて、器の大小は関係ない。少しでも気合いを抜くと、「お前、何やってんだよ!」と、ローキックが入ったものだ。アメリカでそんなことしたら、訴えられちゃうけど、その「何やってんだ!」っていう気合いが、人の心に何かを訴えたんだと思う。
心のない武芸アクションは、ただの踊りになってしまう。ああ、反省。
No pain, no gain!
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コメント
自分が現役でアトラクションショーに出ていた頃、
師匠の今村均さんから、「舞台が狭いだと? バカ。
ピンってのはな、ハンカチ1枚分の範囲の動きで、
カラミをうまく動かす手をつければ、舞台は4畳半
もあれば、充分にお客さんを喜ばせるアクションは
やれるんだぞ!」って叱られた事があります。
その時の制裁はローキックじゃなくて、足刀蹴りが
胸板に飛んできました(笑・でも超~痛かった)。
で、実際に今村さんはミニトラを踏んで飛び出し、
舞台のド真ん中で見栄を切るや、一切移動をせずに
カラミにシャッターさせたりして、頭の立ち回りを
完了させてしまいました。
「ライダーや赤といったピンは、戦闘員如き相手に
バタバタ動かない。裏拳一発でKOして当然!」
ラス立ちではうつむき加減で、ユラリと歩いて登場。
戦闘員をバッタバッタとなぎ倒してポーズを決めて、
突然、バッと目線を怪人に向け、指先をチョイチョイ
と動かして「かかってこい……」と一騎打ち。
怪人のパワー攻撃に対してはパワー攻撃で、スピード
攻撃にはスピード攻撃で迎え撃ち、互角の死闘を演じ
てから、とどめのライダーキック。
会場の子ども達も、黙り込んでしまって歓声なし。
会場内はシ~ンと静まりかえり、MCのおねいさんが
「拍手~!」と出てきて、初めて大喝采。
♪青い空からやってきて~、緑に地球を救う者~♪
と主題歌が流れ出すと、子ども達は大合唱。
サイン会でお孫さんを連れてきていたおばあちゃんが、
10円玉6枚を今村ライダーS1の前に置き、合掌。
今村ライダーS1が闘神に見えたそうです。
ウソみたいな話ですが、'81年春の長野東急で起きた
実話です。証人? この時の怪人は自分でした(笑)。
投稿: YASU | 2007年3月13日 (火) 14時04分
熱いメッセージありがとうございます。達人の技は、本当に神々しく見える時がありますよね・・。
投稿: Michi | 2007年3月13日 (火) 21時28分