« アメリカンに教わる、俺達日本人の良さ! | トップページ | どこでもドアがほしい! »

2007年3月15日 (木)

50メートルの煙突を片手で登る。「仮面ライダーV3」縁の下の、下の力持ち!上田弘司先輩

TV「仮面ライダーV3」で、大野剣友会の中屋敷哲也先輩が、川崎市営斎場の煙突に登り、コスチュームを着たまま命綱なしで、見栄を切ってジャンプポーズ!これはもう有名な話だ。煙突の高さはなんと

50メートル!!

だもん。でも、ここでもう一つ、命賭けの秘話がある。重いV3のマスクを左手に持って、

50メートル!!

の煙突を片手で登った上田弘司先輩だ。ちょっと説明すると、スーツアクターの世界には面持ち(注1)という役割がある。面(注2)の中に入る俳優だけでは、コスチュームは装着できないので、陰日向と付いて、衣装の着替えや管理をする人がいる。この人を面持ちと言うのだが、当時、中屋敷先輩のお付が、スケバン刑事の殺陣師などをした上田弘司先輩(注3)だった。

 考えてみると、スーツアクターはウルトラマンじゃないから、煙突の上には、パッといけない訳で、てっぺんまで行くのには、はしごを「エッチラ、オッチラ」と登らなきゃいけない訳だよね。まず、中屋敷先輩が衣装を着て、空恐ろしい高さ

50メートル!!

の煙突を登る訳だ。其の時にV3の仮面は被ってないから、当然面持ちの上田先輩が後からはしごを登る。でも面持ちは片手に面を引っ掛けて登る訳で、自由な片手と不自由な片手で長く高いはしごを登らなきゃいけないのだ!!

「考えたら、すっごい!」

なんせ高さはしつこいようだが50メートル!!

「高くなればなるほど、腕が疲れてきて、面が重く感じるし、下に落ちたら絶対死ぬし、ほんと、死にそうだった~」

と上田先輩。其の上、煙突に着いたら着いたで、V3の仮面を中屋敷さんに被せて、安全を考えて、足首を持っていたそうだ。あんま役に立たなそうだけど・・・。

撮影が終わってホッとして、上田先輩は中屋敷先輩のV3の面をはずし、それを持ってまたハシゴを下がんなきゃいけないのだ!当たり前だけど・・・。

50メートル!!

だぜ~。今考えると本当にすっげ~人たちだったんだなあと、笑っちゃいけないけど、笑っちゃうぐらいすごいよなあ。今だったら許されないし、メイキングだけで30分番組ができる!!あがったフィルムを見るとほんと高そうで凄いんだこれが。

まさにNo pain, no gain!

上田先輩、会いたいっす!

注1)         メンモチと読みます

注2)         メンといいます。ちなみに衣装の入っている縦長の袋をズタ袋と呼んでいました。今はどうなんだろう・・。

注3)         上田先輩は日本大学出身で、トランポリンがうまく、仮面ライダーのトランポリンアクションを全てやってます。特にスワンと言われるバック宙は綺麗すぎ!

PS)アメリカで「トリビアの泉」がやっていて、ビルとビルの間を走るのは、どんな職業が一番速いかを競っていた。そこに元JACの柴原考典さんが出演していて、走る前に昔ご本人が演じていた宇宙刑事シャイダーのポーズ!途中で落下の失格だったけど、メチャ癒されました。お疲れ様でした~!!

|

« アメリカンに教わる、俺達日本人の良さ! | トップページ | どこでもドアがほしい! »

コメント

はじめまして。主として仮面ライダーなど、特撮関係のファンブログを運営しています、makiと申します。
こちらにはたまたま辿り着いたのですが、現場の裏話につい興味を引かれ、こちらのページ、あちらの記事と読みふけってしまいました。
事後のご報告で失礼かと思いましたが、この記事にリンクをはらせていただき、またYamatoさんのプロモーションビデオもご紹介させていただいております。問題がありましたらすぐ改めますので、よろしければご確認いただけますようお願いいたします。

投稿: maki | 2007年3月21日 (水) 11時51分

さっそくご覧いただき、恐縮です。
ほんとうにありがとうございました。

様々な映像効果を駆使した華麗な映像も、画面から演者の気迫が溢れてくるような緊張感ある「殺陣」も、ファンとしては古い新しいやどちらがいいというより、
「どちらも見たい」ものではないかと思っています。
CG一辺倒では、やはり物足りなく思います…

今後もご活躍をお祈りいたします。

投稿: maki | 2007年3月21日 (水) 13時51分

今昭和ライダーを見返していますが、本当にこの時代の殺陣師さん達は凄いですね。
皆さん陰ながら応援しています。

投稿: | 2017年4月 2日 (日) 18時00分

この記事へのコメントは終了しました。

« アメリカンに教わる、俺達日本人の良さ! | トップページ | どこでもドアがほしい! »