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2007年4月 6日 (金)

アクションの袋小路―スーツアクターと言う言葉⑪

大野剣友会への入門は、練習(292007を参照下さい)に出ているうちに許されて、高校通学中ということもあって準会員となった。厳しい稽古を経て、初出演は「仮面ライダースーパー1ショー」で閉館した千葉県勝浦市の行川アイランドでお正月公演だった。

 主演俳優の高杉俊价氏も出演した豪華ショーだった。怪人役には、キレンジャーのアクションを演じた天野正登先輩もいた。俺は、下っ端の黒ずくめの戦闘員で、覚えたての技術を目一杯使ってアクションに参加させてもらった。この時の剣友会は、皆、空手着を着てリハーサルをし、武道家の風情で手をつけていた(注1)。

 其の時に歴代の仮面ライダーを演じた、中屋敷哲也先輩は居なかったが、高杉氏が、

「中屋敷さんには、ほんと色んなことを教わったよなあ~」

っと話してくれて、

「スーパー1の素面(注2)の高杉さんが、中屋敷さんのことを褒めてる・・。どんなに凄いアクションなんだろう・・・?」

と思った。そして、中屋敷先輩との遭遇は、ある稽古の日。フラッと現れた中屋敷先輩は、時代劇俳優といったムードで、長い手足に長身。物腰柔らかくやってきた。そのアクションは正に、生粋の時代劇役者で、優美な動きでからみを投げ捨てた。その動きは仮面ライダーの中身というより、もっと巨大な感じがして

「この人が、仮面ライダーなのか・・・。そもそもライダーを演じることとは、なんだろう・・・?」

っと子供ながらに思った。当時はレッド現役バリバリだった新堀和男先輩にも、よく稽古をつけてもらったが、中屋敷先輩とは正反対の激しいアクションだった。新堀先輩はライダー2号やアマゾンも演じているのに、

「こんなにアクションの方向が違う。面をつけてる時と、自分の元々もっているアクションの個性はこんなに違うんだ」

と思った。何だが、アクションの袋小路に入った感じなのだが、ある日、大野剣友会の事務所で1枚の写真を見た。それが一つの解決の糸口となる・・・。

( To be continued

No pain, no gain!

(注1)アクションの型を決めるのを”手をつける”といい、リハーサルを”手合わせ”という。この”手合わせ”と言う言葉は、軍記物語「太平記」の古典文学で使われていて、戦いの意。アクションの歴史を紐解くには、興味深い言葉の使い方だ。

(注2)変身前の役者さんを素面(すめん)と呼ぶ。決してしらふとは読みませんので悪しからずw。

 

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