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2007年4月10日 (火)

面芝居は世界に通じる日本芸術―スーツアクターと言う言葉⑮

 仮面ライダーのアクションを演じることが、一つの夢だった俺。しかし、ライダーの基本になる演技と殺陣の方法を手に入れた時、むくむくと

 「もっと違った可能性もあるんじゃないかな・・・」

 と思い始めた。その時、期せずしてもらった、岡田勝師匠からの大野剣友会正会員と仮面ライダーのアクション俳優への勧め。それは心から嬉しかった。そして考えに考え抜いた結論。

  「今日限りで大野剣友会を止めます・・」 

 今思えば、仮面ライダーで昇華した日本独特の仮面演技=面芝居を、仮面ライダーでとどめるだけでなく、世に広く知らせたいと思っていたのだ。

 そう言えば何時だったか

 「ハリウッド版“仮面ライダー”のスーツアクターだったMICHIさんです」

 と紹介されて、物凄く違和感があったことを思い出す。その根本が

 “面芝居はスーツアクターという範囲だけじゃなく、もっと世界に通じる日本独特の肉体芸術なのだ”

  と抵抗したかったのだと思う。アメリカに旅行するようになり、もっと其の思いは強くなった。

(To be continued)

No pain, no gain!  

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