アクションと綺麗だね
仮面の不思議っていうのがある。人って変身願望があると思うけど、ヒーローのコスチュームをつけると、なぜか気分が変わる。
俺の場合は、まずシナリオありきで、入るキャラクターの心象なんかを理解した上で、コスチュームを着る。
まず下タイツ(注1)を着て、本物のスーツを着る。ブーツを着けてベルトを締めて、下面(注2)をつけて手袋をはめる。
そんな状況を経ていると、もう気分はヒーローモードだ。最後に面をつけるのだがその前にその仮面とニラメッコ!
俺はこいつになるんだなあ!!
と思いながら(もうキャラが心に染み込んでる)、面をつける。すると視界が思い切り限られて、呼吸もほとんどダースベーダー!
すー!は~~すー!は~~
っていう音が聞こえて、面の中にこもる。歩き始めるとスタッフの視線が突き刺さってくる。この時点で気持ちがそのキャラに成りきっているから不思議だ。更に
アクション!
って声で、アクションやら演技をする訳だ。
これ書いててふと思ったけれど、この気分て多分、(多分だが)女性のお化粧に似てるんじゃないかなあ。鏡の前でお化粧し、外出用の顔になり、彼氏に綺麗だと言われると女キャラモードが盛り上がる。
綺麗だね=アクション!
この言葉ってイコールになる気がするが、どうだかなあ・・・。
注1:スーツの下に着る予備の全身タイツ。過激なアクションなんかで、汗の量も凄いので、これで汗を吸い取ったりする。
注2:面の下につけるタイツ地のほっかむり。仮面ライダー1号、2号の頃はこれがなくて直接面(メン)を被ってた。後ろからアクション俳優の髪が出て、”改造人間”っていうコンセプトと相まって、あれが良かった!って人も多いと思う。下面をつけ始めたのはV3から。
No pain, no gain !
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コメント
何か分かるような気がする...って言っても私は化粧しないんだけど、踊ってた頃にスタジオに入る前とかオーディション前に似たような儀式?って言うのかな、があったような。(元ダンサー)そしてスキーでも、リフトから降りて、バックルを留め直して、ゴーグルをし直し、そして斜面に挑むのも似たような気分かも。(元モグラー)何にしても、そういう儀式って必要ですよね。
投稿: mika | 2007年5月 3日 (木) 21時56分
人って気分の生き物っすから・・。
投稿: michi | 2007年5月 4日 (金) 10時24分