ハリウッドの執念!
この一年、ハリウッド・ビジネスは他業種と同じく激減している。俺もその波を被り、毎年2、3本のコマーシャルはいけたのだが去年は全くなし。このハリウッド・ビジネスに参入してから初めてのことだ。
聞くところによると、プロジェクト数が激減し、俳優を調達するキャスティングディレクターを廃業する人も増えている。不況の波はハリウッドをも直撃中なのだ。
それでもクオリティに関しての執念は忘れてないですね。この間もある声優をやってきたのだが、ほんの数秒のシーンにユニオンの日本人俳優を呼ぶ。俺らユニオン契約の俳優は決して安くないのだが、それでも小さなところでも手間をかける。
手間をかける=お金がかかる訳で、この不況にやはり作品作りへの執念を感じた。TVシリーズでも呼ばれることがあったしで、本当にアメリカ人の体力には驚嘆する。
俺も負けずに、疲れを知らない子供の様に頑張らなければと、現場に入るといつも思うのだ。
NO PAIN, NO GAIN!